教員になったものの、ワークライフバランスがとりづらかったり、責任の重圧を感じたりと、転職を考えた経験がある先生もいるでしょう。
児童生徒の成長に携われる、かけがえのない仕事ではありますが、心身ともに健康でないと続けていけるか不安になってしまいます。
本記事では、教員の転職が難しいと言われている理由や、教員からの転職先でおすすめの業界を解説します!
教員からの転職が難しい3つの理由
教員からの転職が難しいと言われるのは、主に次の3つの理由が挙げられます。
- ビジネス経験がないと思われているから
- 年度途中での転職が難しくてタイミングを逃してしまうから
- 教員の待遇の方が良いと感じるから
実際、元教員の私自身も3つの理由で転職に悩みました。
それぞれ実体験も交えて解説します。
ビジネス経験がないと思われているから
新卒からそのまま学校勤務の場合は、ビジネス経験が不足しているとイメージを持たれる可能性があります。
ビジネス経験とは、販売やサービス提供などを通してお金を稼いでいく経験です。
アルバイトのレジ打ちや飲食提供とはニュアンスが異なり、数字を追う経験が問われます。
もちろんレジ打ちや飲食提供の求人に応募するなら問題ありませんが、一般企業に勤めるならビジネス感覚は大切です。
私も恥ずかしながら、『数字を追った経験』と問われた際に、『学級の子どもの学力を伸ばすのに数字を見ている』といった内容で返答してしまいました。
教育では大切な仕事ですが、ビジネスでの数字の追い方とは異なるため、ビジネス感覚を養っておくと良いでしょう。
また、【Schoo(スクー)】 なら、ビジネスの基礎や興味がある分野(デザイン・営業・資料作成・デジタルリテラシーなど)幅広く学べます。
動画学習のため、忙しい先生でも出勤中や家事時間を利用して、ビジネスを学べるでしょう。
年度途中での転職が難しくてタイミングを逃してしまうから
学校で働くと、4月から次の年の3月までが1年間の区切りであるため、年度途中での転職が難しいでしょう。
日々の業務が忙しく、3月末にはすでに来年度の仕事を進める必要があり、転職するタイミングを逃してしまいがちです。
私は10月には退職を決意し、校長先生だけに伝えました。
今年度が終わる3月末まで誰にも相談していなかったため、転職活動を進めづらく有給も使いづらかったです。(有給30日残りました・・・)
実際、転職先を見つけずに退職しましたが、それでも大丈夫◎
退職を本気で考えているなら、タイミングを逃さないようにしましょう。
教員の待遇の方が良いと感じるから
教員の仕事はしんどいけれど、やりがいもあるし、公務員で信用高いし、夏休みは有給つかいやすいし、ボーナスも貰えるし・・・
そう考えていたら、やっぱり教員の待遇が会社員よりも良いと感じて、転職に至らない人もいます。
自分で決めた道なら、その道を正解にするまで気持ちを整理して、新たに頑張っていくと楽になるかもしれません。
言い訳をせずに努力をすれば、正直どの業界でも稼げるようになるため、学校勤務で辛くなった場合も環境のせいにせず、信念を持って働けると良いでしょう。
また、「転職したい、辞めたい」のループに陥るとしんどくなるため、自分で働き方を改善していくと良いでしょう。
教員の転職先におすすめ5選
教員の転職先におすすめの5選と、おすすめ理由を解説します。
- 非常勤講師
- 塾や家庭教師
- 営業職
- IT関係
- 介護職
焦らなくても仕事は無限とあります!
まずは本記事を読んで情報収集をしていきましょう。
非常勤講師・時間講師
学校のフルタイムで働くのが辛かったら、非常勤講師や時間講師になる選択肢があります。
非常勤や時間講師であれば、学級担任ほどの仕事を受けなくても良いですし、プライベートや自己研鑽の時間も確保できます。
午前中に学校で働いて、午後は飲食店のパートや、SNS運用の業務委託をするなど、多様な働き方もできるのが魅力です。
また、時間給も他のパートよりは比較的高額です。
東京都の時間講師の場合は下記の時間給が発生します。
私の場合3年間の教員経験があるため、経験区分3、2年以上3年未満で、時給2,020円です。
勤務時間は基本的に学校と相談できるため、非常勤・時間講師としての活躍しながら別の仕事も始められると、視野も広がって無理し過ぎず働けるでしょう。
塾や家庭教師
教育経験を活かして、塾や家庭教師として活躍する選択肢もあります。
塾や家庭教師は、地域に特化した通学型もあれば、全国の学生を指導できるオンライン型もあります。
ライフスタイルに合わせて選べるため、働きやすくなるでしょう。
先生として指導する以外も、教務や事務などのポジションも募集されているため、経験を活かしつつ新たな仕事に挑戦したい人にはおすすめです。
営業職
営業職は『働きたい熱意』があれば、幅広い業界で活躍できます。
どの業界でも営業職は欠かせない仕事のため、求人数も豊富で、未経験からも採用されやすい傾向があるのです。
教員も営業職も、話すのが仕事とも言えるため、練習次第で営業スキルを身につけられます。
販売するサービスによっては転職の難易度が高くなりますが、豊富な求人から気になる仕事を選べるでしょう。
IT関係
IT業界は需要が増えているため、未経験からでも転職しやすいです。
ひとくくりにITと言っても、3つの分野に分かれています。
- WEB業界:インターネットショッピング・WEB広告・SNS運用・サイト制作など
- 通信業界:光回線・インターネット・電話の提供など
- 情報システム業界:パソコン周辺機器のハードウェアや、アプリやセキュリティなどのソフトウェアなど
基本的なパソコン操作は求められるのが一般的ですが、未経験からエンジニアやWEBマーケティングを始める人もいます。
未経験からエンジニアを目指すのにおすすめなのが『ラクスパートナーズ』です。
未経験からでも活躍できるように、3ヶ月間の研修を受けられます。
東証プライム上場企業グループでもあるため、安心して受けられるでしょう。
研修後の仕事は、ラクスパートナーズから紹介(アサイン)してもらえ、未経験からキャリアを積める環境が整っています。
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介護職
介護職は、学校勤務のように人との関わりが深い仕事で、未経験からでも活躍できます。
介護職を未経験、無資格で採用されると、有資格者よりも業務内容は制限されますが、働きながら資格取得も可能です。
介護は、掃除や食事準備などの『生活援助』と、入浴や排泄などの利用者さんに触れる『身体介護』があります。
無資格の場合は、生活援助の業務が中心です。
介護職は高齢者社会が進んでおり、今後も重宝される仕事であるため、安定して働けるでしょう。
教員の転職先で悩んだらプロに相談!
本記事では、教員の転職が難しいと言われる理由や、おすすめの転職先を解説しました。
私の場合は、新卒で学校に勤めたため、ビジネス基礎がなく転職ノウハウもない状態でした。
それでも、新たな環境に挑戦したいと思ったため、転職のプロに相談しました。
転職のプロ(転職エージェント)は、転職先が見つかるまでのサポートを無料で行ってくれます。
転職相談や、求人先の企業との仲介、面接日程の調整などを行ってもらえます。
サポート実績に基づいた、客観的なアドバイスをもらえるため、転職活動の助けになるでしょう。
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