教員から一般企業への転職を成功させるのは、難しいと聞いたことがある先生もいるのではないでしょうか。
ビジネス経験が乏しい。転職活動の時間が取れない。
様々な理由で、転職が難しいと言われていますが、転職未経験の心強い味方もいます！
教員の転職の味方『転職エージェント』からは、無料でサポートを受けられます。
教員から一般企業へ転職するためのスケジュール例や、成功までのロードマップを解説します。
転職をお急ぎの方は、こちらから転職活動をしてみてくださいね。
教員から一般企業へ転職【スケジュール例】
教員から一般企業への転職は、ビジネス経験が乏しいイメージを持たれたり、転職活動に充てる時間がなかったりと、難しい傾向があります。有給を使えば転職活動を進めやすいですが、児童・生徒が学校にいる間は休みにくい先生もいるでしょう。
また、退職を秘密にしている場合や、転職活動の理解を得ていない場合は、仕事との両立が大変です。そこで、一般的な転職までのスケジュールや、教員をしながらの転職活動例を紹介します。
転職活動の期間は3ヶ月が一般的【転職までのスケジュール】
一般的な転職活動は、3ヶ月程度と言われています。転職したい時期から逆算して、転職活動を始めましょう。
| スケジュール | 目安期間 |
| 転職の事前準備 | 1〜2週間 |
| 求人探し・応募・書類選考 | 1〜2週間 |
| 面接 | 2〜5週間 |
| 内定・退職 | 4〜6週間 |
一般企業での転職活動が初めての場合は、履歴書作成や面接対策などの転職のコツが掴めず、転職活動が長引く可能性もあります。
入社してみて、「なんか違った」とミスマッチが起きる可能性もあるでしょう。
忙しい先生だからこそ、無料の転職エージェントに伴走してもらうのがおすすめです！
初めての一般企業への転職活動でも、丁寧に教えてもらえて心強いでしょう。
教員しながらの転職活動例【1日のスケジュール】
実際に教員をしながらの転職活動例を紹介します。
転職することは管理職には伝えておらず、普段は有給を取らない私の実体験です。有給が取りづらい先生は特に参考になるでしょう。
| 時間 | 面接当日の活動内容 |
| 起床後 5時30分 自宅出発 6時30分 勤務先到着 7時00分 | 朝食を食べながらや車での移動中に、 面接で話す内容を練習 |
| 勤務 7時00分 退勤 16時00分 | 印刷などの簡単業務であれば、頭の中で面接練習 有給を1時間とる |
| 自宅へ到着 16時30分 | 帰宅中の車内で面接練習、急いで面接先へ出発 |
| 面接先へ到着 17時30分 | 対面面接と筆記試験を受ける（1時間） |
| 自宅へ到着 19時30分 | 面接の振り返り 明日の仕事準備 気になる求人へ応募、次回の面接準備 |
| 就寝 24時00分 | 1日終了 |
面接当日は、食事をしながらや、シャワーを浴びながら、運転しながらなど、空いた時間に面接練習をしていました。想定した質問に答える練習なので、事前に面接準備をしておく必要があります。
また、対面面接の場合は有給を利用しましたが、オンライン面接で18時開始の企業もあったため、定時よりも30分早く帰る働き方もしました。
仕事と転職活動の両立は大変なので、休日に履歴書や職務経歴書を作成したり、一気に求人に応募したりと工夫するのがおすすめです。
教員から一般企業への転職を成功させるロードマップ
教員から一般企業への転職を成功させるには、次のロードマップで進めると効果的です。
①転職エージェントへ複数登録
②自己分析
③希望業界や希望企業の調査
④履歴書・職務経歴書作成
⑤選考
⑥転職理由や希望条件を満たしているか確認して内定承諾
一つずつ取り組み、転職成功へ進んでいきましょう。
①転職エージェントへ複数登録
転職エージェントは無料で転職支援を受けられるサービスで、複数登録がおすすめです。
希望条件に近い求人を紹介してもらえたり、履歴書や職務経歴書の添削、面接練習をしてもらえたりと、手厚いフォローが受けられます。
自分で応募する場合は、応募先の企業と個人連絡が必要ですが、転職エージェントだと自分で企業に連絡する必要がありません。
面接の日程調整や、入社条件の交渉など、すべてエージェントに任せられるため、忙しい教員でも転職活動を進めやすいでしょう。
そもそも転職エージェントは、求職者を無料で支援する代わりに、求人募集した企業からお金を受け取ります。
ハローワークでも無料で転職活動は可能ですが、転職エージェントが扱う求人の方が、人員集めにお金をかける企業だとわかるため、資金的にも信頼性が高いと言えるでしょう。
複数のエージェントに登録すると、より多くの求人を選定できるため、転職成功率も高まるでしょう。
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②自己分析
自分にあった転職先を見つけるためにも、自己分析は欠かせません。
転職に至った背景、一般企業を目指す理由を整理
転職に至った背景（転職理由）や、教員ではなく一般企業を目指す理由を整理しましょう。
一般的に教員を辞めたい先生は、次のような転職背景を抱えています。
- 残業が多い
- 土日出勤を無くしたい
- 激務なのに給料が少ない
- プライベート時間を確保したい
- 仕事自体あまり向いていない気がする
転職したはいいものの、同じ理由でまた辞めてしまってはもったいないので、転職理由を明確にしましょう。
また、すべての条件を満たす求人は限られるため、改善したい優先順位を立てておくのも大切です。
自分のスキルや経験を整理
これまでの勤務経験や生活経験などから、スキルの棚おろしをしましょう。
何気なく進めている仕事も、企業で役にたつ可能性があります。
例えば学校での仕事は、授業計画、行事の企画、運営、保護者対応、事務、経理など幅広く、マルチタスク能力が身についている先生もいるでしょう。
保護者同士のトラブル解決も、顧客折衝（顧客との話し合いで合意を得るような場面）で役にたつかもしれません。
これまでの経験がどのように活かせるか考えるためにも、スキルや経験を洗い出して整理しましょう。
さらに転職失敗が怖い人や、第三者意見を聞きながら自己分析をしたい人は、キャリアコーチングを受けるのもオススメです。
転職は人生で大きな変化となるため、機会を逃したくない人にコーチングはピッタリでしょう。
転職エージェントへの相談でも十分ですが、人によってはコーチングを受けるとより自己理解を深められます。
転職の軸を決める
転職活動をするにあたって、自分が重視する条件『転職の軸』を明確にしましょう。
転職の軸が決まっていないと、最適な求人選びができなかったり、ミスマッチを起こしたりする可能性があります。
また、転職の軸は、面接で聞かれることもあります。
転職理由にも似ていますが、ネガティブな発言は悪い印象を与える可能性もあるため、ポジティブ変換すると良いでしょう。
私の転職軸『未経験からでも市場価値が高められる企業』は、ネガティブな転職理由をポジティブ変換して決めました。
（転職の軸の決め方例）
私が教員を辞めようと考えた理由は、残業代が出ない点と、長く勤める自信がなかったからです。
⇩ネガティブな理由をポジティブ変換⇩
- 自分の成果を適切に評価してほしい、仕事に見合った給料を得たい
ネガティブな理由をポジティブに変換し、私の転職の軸は『未経験からでも市場価値が高められる企業』と決まりました。
転職の軸も、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
無料で利用できるので相談してみましょう。
③業界研究・企業研究
希望する業界や企業が決まったら、業界研究・企業研究を行いましょう。
業界のことを知らないのに応募すると、「想像と違った」とミスマッチが起こる可能性があります。
面接で業界に関する質問に答えられないと、熱意が伝わりにくく、採用から遠ざかるでしょう。
また、気になる企業があれば、求人やHPを読み込み、経営理念や社風、業績などを調べて把握していきます。
企業の志望動機を考えるのにも、業界研究や企業研究は欠かせません。
④履歴書・職務経歴書作成
履歴書や職務経歴書は、転職活動で重要な書類です。
2つの違いを知り、企業が求めている情報を盛り込み、書類選考を突破できるように準備しましょう。
| 履歴書 | 学歴・経歴・資格・免許などを簡単にまとめた書類 |
| 職務経歴書 | これまでの職歴・実績・貢献できること・スキルなどをまとめた書類 |
職務経歴書では、企業で貢献できるイメージを持たせられるような内容を記載しましょう。
例えば、イベントの企画・運営の求人に応募するのであれば、運動会や卒業式などの行事企画や運営などの経歴が活かせそうです。
会社でどのように貢献できるかを表現すると、伝わりやすいでしょう。
また、数値やデータで具体的に表現すると、より実績がわかりやすいです。
⑤選考
選考に進む準備が整ったら、随時、気になる企業へ応募していきましょう。
主な選考手順は次のとおりです。
志望する企業へ応募
気になる企業があれば、随時応募していきます。
転職エージェントに登録していると、WEB上に出されていない未公開求人を紹介してもらえる可能性があります。
20件応募して1件、書類選考を通過できると言われているため、どんどん応募していくと良いでしょう。
書類選考
応募すると、企業が書類選考を実施します。
転職エージェントに登録していれば、応募と同時にデータで履歴書などの書類送付ができて手間が少ないです。
転職エージェントを利用していない場合は、自身でデータをメールで送ったり、書面で郵送したりします。企業に合わせてデータか書類かを選び、ビジネスマナーを守って送付しましょう。
SPI（企業による）
SPIとは、企業での適正や能力を図るためのテストで、適性検査とも呼ばれます。
SPIの内容は、数学や国語のような能力検査や、ストレス発散方法や考え方などの性格検査があります。
受験内容も企業によって異なるため、YouTubeやテキストで勉強をしておくと良いでしょう。
私は働きながら勉強するのが難しく、YouTubeで勉強しました。
一次面接・二次面接・最終面接（回数は企業による）
続いて、面接を受けていきます。
二次面接までの企業もあれば、三次面接が最終面接になる企業もありますし、全てオンライン面接の企業もあれば、対面面接の企業もあります。
面接でよく聞かれる質問に備えて、面接練習をしておきましょう。
個人的には、転職エージェントの面接対策がとても勉強になりました。
オンライン面接のコツや、話し方の癖、ネガティブをポジティブ変換する伝え方など、自分では気づけない点を教えてもらいました。
面接対策を万全にして当日に挑むためにも、転職のプロであるエージェントに教えてもらいましょう。
面談（企業による）
内定が出る前や、一次面接が始まる前など、企業によっては面談を実施される場合があります。
面談の意図は実施のタイミングによって異なりますが、最終面接後の面談であれば、就職後の不安を無くす、フランクに話して相性を見る、などの意図があるでしょう。
企業としても、ミスマッチをなくして会社にあった人材を採用したいと考えています。
面接よりも気構えずに話せますが、選考の一部として、ビジネスマナーや見られ方に気をつけて参加しましょう。
内定
最終選考まで進み、晴れて内定！
内定通知が届いたら、内定承諾を伝える期限や雇用条件などをを確認しましょう。
雇用条件で気になる点があれば交渉の余地はありますが、転職エージェントに交渉してもらう方がうまくいく可能性が高いです。
求人と異なる内容ではないか、希望と全く違う条件ではないかなど、十分に検討する必要があります。
⑥転職理由や希望条件を満たしているか確認して内定承諾
転職理由や希望条件を満たしていたら、内定承諾の連絡をしましょう。
内定承諾後は、雇用手続きを締結したり、入社に向けて準備が進みます。
内定承諾後の辞退が難しくなるため、慎重に内定承諾を出しましょう。
教員から一般企業への転職成功のコツ
教員から一般企業への転職成功のコツとして、次を押さえておくと良いでしょう。
- ミスマッチを防ぐために経験やスキルを棚卸しする
- 転職時期から逆算して余裕を持って転職活動をする
- 転職サイト（エージェント）を活用して効率よく転職活動をする
教員をしながらの転職活動は、仕事との両立が難しくて大変です。
効率よく転職成功させるためには、自分のスキルや経験を棚卸しして、どのように転職先で活かせるか整理することが大切です。
また、離職期間を空けたくないのであれば、余裕を持って転職エージェントに登録すると良いでしょう。
転職を始めるタイミングや、書類通過しやすい履歴書作成など、第三者目線・プロ目線で教えてもらえます。
転職を成功させるために、転職活動の時間を作って効率よく行動していきましょう。
最後に、本記事では次の転職エージェントを紹介しました。無料で利用できるので、プロの力を頼って成功させましょう。
